誰にでもてきる勉強の法則31 お茶の水ウェルズ

実績年数ウェルズのプロ教師がまとめた受験勉強に役立つ学び方などを紹介
参考提案として紹介しています。

勉強の法則31 (21)〜(31)

(21)英語の力は単語の力

英語は、まず、英単語がわかれば、あとはちょっとした文法力でおおよそわかってしまいます。
英語の力は単語の力です。とにかく英単語を書いて、口に出して聴いて覚えましょう。

(22)英語はとにかく声に出して読む。

とにかく、声に出して読みましょう。英語を学ぶ上では絶対に必要です。

(23)英語の基本文例100ないし200を覚える。

英語は基本文例100ないし200をそらで言えるぐらいになると本当に得意科目となります。
それは一番最初に説明したメモリーマップの考え方です。例えば、基本文例100を完璧に覚えると100の知識と知識間のネツトワークが出来上がります。
後で覚えた事柄は、これらとの関連付けでどんどんと頭の中に定着しやすくなるのです。
つまり、言い換えるとしっかりとした土台(100の知識と知識間のネットワーク)に新たな知識を追加して貼っていくということを頭の中でしていることになるのです。

(24)英文法は数学の公式に近いもので英文を解くための道具

私たち日本人はここの地、すなわち、日本に住んでいます。アメリカやイギリスに住んでいるのなら、何も考えずに毎日の繰り返しの訓練により、英語が習得できます。
では、英語があまり得意でない人はどうすればよいのでしょうか。
初めはめんどうでも、毎日いくつかの英文については、これは名詞、副詞、形容詞、自動詞、他動詞、副詞句等と文法的にくぎってみて下さい。
長文をすばやく読めるようになるには、すばやく文法的に理解するトレーニングが必要です。

(25)英語の辞書には赤ボールペンで線を引く。

一度、調べた単語、そして該当する意味のところには必ず、線を引きます。2度、3度同じ単語を調べた時には、線が引いてあるのでわかります。3度目には必ず覚えましよう。

(26)覚える時に完璧を目指す科目と繰り返しの科目

人間は忘れる動物です。英単語や古文の単語は忘れても何回か繰り返して完璧に覚えましょう。
これに対して数学、物理等の論理的な分野は、まず1回目で解き方のストーリーをはっきりとさせましょう。赤ボールペンで問題の横に簡単な解法メモを書くのもよいでしょう。
論理的な科目は、まず、1回目に完璧主義を目指すのです。

(27)数学の教科書ガイドは必要。

勉強するのに無限の時間があるわけではありません。間に合わなくなったら、解答をまず、見てしまうことから始めても間違った勉強法ではありません。
勉強というのはまず、見て覚えることから始まります。

(28)高校数学、物理は最初に公式(道具)をイメージ

問題文を読み終わったら、解く前に使えそうな公式がいくつあるか、チェックします。
実は数学でも物理でも、それぞれの分野(単元)の公式の数は大した数ではありません。
通常2−5ぐらいの公式、つまり、道具のうちから使う公式を選んでくればよい話しなのです。
目の前に2−5ぐらいの道具(公式)をおいて、どれが使えそうかなと考えて解いてみましょう。
それだけで問題の難易度が変わって感じるでしょう。

(29)未知数の数と同じだけの数の方程式が必要。

中学生の時はX、Y、2つの未知数の場合、2つの方程式があれば解けるというのは簡単にわかります。しかし、高校数学でつまずく第1歩は実はa、b、c、x、y等の文字はすべて未知数に見えてしまいますが、定数扱いの数をはっきりと区別することです。
定数扱いとなればただの数(定数)扱いです。残りが本当の未知数です。
「未知数の数と同じだけの数の方程式(条件)が必要。」この鉄則をいつまでも忘れないで下さい。

(30)単純化の法則/一歩前進の法則

数学のむずかしい問題で、問題の意味もよくわからないで、問題を見るだけで止まってしまった場合はどうするか。
1とか2とか3とかいう簡単な数字を入れられる問題は入れてみて問題が意味するところを何とか把握する。(単純化の法則)
また、とにかく公式を適用して一歩先の段階に進んでみる。そうすると展望が急にひらけることがあります。難問を解くための価値ある手法です。(一歩前進の法則)

(31)勉強の方法は人生の生き方につながる。

多くの人を見てきましたが、勉強の方法は、その後の人生の生き方、対処の仕方につながるということがわかりました。
どのように頭で考え、対処するかということは、勉強においても、人生においても同じやり方でやっているのです。
効率的な勉強方法を習得して、人生をじょうずに生きて行きましょう。

以上「勉強の法則31」を説明してきました。この法則を数多く実行する人はできるようになるし、実行しない人は勉強時間を増やしても、なかなかレベルアップはむずかしいでしょう。
そういう意味で例外がないことから、正に法則なのです。

「勉強の法則31」を繰り返して頭にたたき込んで実行して、成績をびっくりするほど上げて下さい。